修道院便り2008年
御宿おんじゅく霊園      Sr  岡島 静代

五月晴れのさわやかな日、私たちは聖堂の裏手にある安置所の前に集まりました。そこには私たちの姉妹、 Sr. スザンヌ、 Sr. 稗田操子、 Sr. 中江壽栄の遺骨が安置されています。 Sr. スザンヌは 1994 年に、 Sr. 稗田操子は 2006 年に、そして Sr. 中江壽栄は昨年帰天しました。

私たちにはお墓がありませんでした。 1975 年に白子に移転してから、町内の共同墓地を購入したかったのですが、キリスト教ということで、お寺さんから反対され、 (ふん、いじわる) やむなく、帰天した姉妹たちには聖堂の裏の安置所で待ってもらっていたのです。今年、茂原教会の共同納骨堂が御宿にあることを知り、茂原教会の山本さん御夫妻の御尽力で購入できました。ここから車で約 40 分、海岸線に沿って南下したところに小高い丘があり、景観の素晴らしい場所です。

野口神父様の司式で、安置所の前での簡単な儀式のあと、いざ出発。私たちの移動のために車と運転を提供してくださった白井さんや久我さんなど数人の信者さんも御一緒できました。ちょうど、本部から視察中の総長とフランスから一時帰国中の Sr. 本田も一緒にこの式に参列できて、きっと、三人の姉妹たちも天国から満足していたでしょう。(にこっ)

私たちもこれで、家族に安心してもらえます。「うちの姉ちゃん、妹、おばさんはどこのお墓にいくのかね」と心配させなくてよくなりました。
  でもね、私たちの本当の終の住まいは、神さまのもとですからね、一番安心な所ですよ。

イエスさまもおっしゃっています。「私の父の家には住むところがたくさんある。」と。

永遠のいのち、それはもうすでに今から生きるいのちです。


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