修道院便り2009年

 

 司祭年にあたって      Sr  赤井 幸子

私が洗礼を授かったのは、アメリカ人のフランシスコ会の司祭でした。
聖フランシスコの伝記を読むと、彼は司祭職を大いに崇め敬っていたので、自分は司祭にならなかったほどであった、と。

 フランシスコ会の司祭方と、教会のミサや行事で出会い接して感じたことは、聖フランシスコの霊性からくる、喜び、明るさ、清さです。
病人や老人、貧しい人、弱い立場の人たちを、特に心にとめ大切にしていました。特に心に残っているのは、聖フランシスコにならって、クリスマスの馬小屋の飾りつけは、情熱をこめて制作され、又、神の家である聖堂の修復には、労働者となって汗を流し働いておられた姿です。
 修道会に入会してから、神言会、シトー会、イエズス会、サレジオ会、カルメル会、パリミッション会、教区司祭、MOPP、その他いろいろな修道会や宣教会の司祭そして修道士の方々からも、黙想指導、霊的指導、教えをいただき、何とカトリックは豊かで素晴しく、聖なる人々がいるのだろうと感嘆してしまいます。

そして教会の歴史を学べば、その数は空の星のようです。
世にあって、さまざまな困難の中で、司祭職の尊い使命を果たすことができるよう、その聖性と働きのために、本会も祈りの会として、感謝をこめて祈りつづけています。

 

2009年  修道院便り  目次へ戻る



Copyright (C) 2007. 十字架のイエス・ベネディクト修道会
Congregation des BENEDICTINES de Jesus Crucifie Monastere Regina Pacis. All Rights Reserved.