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      繋 が り

                                                Sr 鈴木喜代


“朝顔が咲きました・・・”
この夏のある日、このような書き出しのほほえましい便りが写真真と共に届
きました。
Sさんからでした。


  私達共同体が、被拘禁者更生支援ネットワーク
 =麦の会を通し、キリスト教の一員として、刑に
 服している人たちのために、祈り始めてから4年
 目を迎えました。この麦の会事務局には、数人の
 ボランティアの方々が奉仕をなされていますが、
 Sさんはそのスタッフの一人なのです。



 あじさいが咲く頃、4人の方々と共に来院され、私達共同体との出会い
の場も与えられ、交流を深めました。 

 帰り際に、一姉妹が朝顔の種を差し上げたのを早速蒔いたのでしょう。
それが見事に咲いた嬉しさを、知らせてくれたのでした。

 本当にささやかな事であるけれど、このことは麦の会事務局スタッフの
希望である“被収容者のみなさまの人生が、少しでも明るくなるようにと
力を尽くすこと”への一端であると、私は思うのです。
 私達も、希望と励みが与えられたことに感謝しつつ、祈り続けてゆきたい
と願うものです。

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