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3. 信仰の旅
Sr. 赤井 ゆきこ
「神のことばは私の道の灯 私の道の光《(Ps 119)
私がはじめてキリスト教に出会ったのは小学6年生のころ、群馬整肢療護園に入院していた時でした。
プロテスタントの伝導婦さんが、讃美歌や、お祈り、お話し、クリスマスの劇などいわゆる「教会学校《をされていました。そこで綺麗なカードや、ヨハネ福音書の分冊を頂いたことを覚えています。
家に仏壇や神棚はあって手を合わせても、この伝導婦さんの伝える“天のお父さま”と“イエスさま”は私の心に特別な“おもい”を与え、以来私の心は祈ることを覚えました。
中学を卒業し退園して高校に通っている時、学校の近くにカトリック教会があり、学校の帰り教理を学んで17歳で受洗いたしました。
さみしい時、悲しい時、つらい時、祈りによって、平安が与えられました。教会のお手伝いをさせて頂いた後、27歳のとき修道生活に入会しました。
聖ベネディクトの霊性にもとづいた十字架のイエス修道会のなかで、毎日ミサ、レクチオディビナ(神的読書)、聖務、念禱と信仰を深め、学びと霊的修業の時を与えられ、共同生活はお互いの信仰を支え励まし合う場でもあり、大きな恵みです。
世の様々な宗教、思想、考え方、生き方のあるなかで、教会の教え、愛、平和、喜び、一致を通して、福音的な生き方価値観は、暗闇の中の光であり導きです。
又、今まで生きてきた人生の途上で出会った、信仰を持つ多くの恩人友人に感謝しています。
まだもう少し主にまみえるまで、ある時は晴れの日であり、ある時は嵐の日もある私の信仰の旅は続くでしょう。共におられる神に信頼をもって、歩み続けたいと思います。
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