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13. 恵み深き主イエス様
Sr.Maria コルベKolbe(廣松千鶴子)
今年は2月2日、主の奉献の祝日に、着衣、修練期開始の恵みをお与えくださり心より感謝致します。
「自分を知りたい!」この強い望みを、あなたはお聞きくださり修道生活へと導かれました。
思い起こせば不信仰の連続でした。私のような者を造られた、あなたへの憎しみ。強い自殺願望等・・・。またあなたは、私から最愛の夫を突然、病により奪ってしまわれました。その時のあなたへの怒り、恨み、憎しみ、嘆き、絶望・・・。
「神のなさる事は時期にかなって美しい。」このみ言葉を、この時ほど恨めしいと思った事はありません。
夫の死後、私は2年程教会を離れ、あなたを忘れ、泣き暮らし、荒れた生活をしました。どんなに泣いても涙が涸れることはないのだと知りました。同時に自分の弱さも、嫌と言う程思い知りました。そんな荒れた生活の中で、ある日ふと一つのみ言葉が私の頭を過りました。
「神の恵みによって、今日のわたしがあるのです。」(新約1コリント15;10)そうでした! 神はこんな私を愛し、生かしてくださっているのでした!もう一度歩いてみよう!もう一度生きてみよう!「主よ、不信仰な私をお赦しください!」私は何度もそう呟きました。
自分探しの旅は、始まったばかりです。
主よ、優柔不断で情けなく、頼りない私を憐れみ、助けてください。
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