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「みことばよ、永遠のいのち生命よ」 Sr. 鈴木 喜代
私の標語は「み言葉よ、永遠のいのち生命よ」である。
経緯を辿ると、終生誓願の時には標語を決めなければならない。
しかし半年前には何も決まっていなかった。
それまでは心の中に、あのサムエル少年の
「主よ、お話しください。僕は聞いております」 (サムエル記上3‐9)
があったので、これかなと漠然と思っていた。
三ヶ月前になって、その年の始めに共同体としての黙想(聖イグナチオの霊操)があった。
私はみ旨に従うための選択として、これに与り、
それに続けた終生誓願のための一カ月の黙想の中から、この言葉が見いだされ与えられたのである。
思い起こせば
「主よ、あなたはわたしを究め、わたしを知っておられる。
前からも後からもわたしを囲み、
御手をわたしの上に置いてくださる」 (詩編139‐1・5)
によって魂をゆさぶられ
「来てみなさい」
と私は修道院に向ったのだ。
私はみ言葉に導かれたのだった。
それはこれからも続く旅の中で支えられ、勇気づけられ励まされるであろう。