戻 る
何故わたしが?    
Sr.Maria kolbe 廣松千鶴子
「修道女になりなさい」 神の呼びかけに、  何故わたしが? 何のために? その思いが強くずっと強くあり、悩み、苦しんでいました。 そんな私に今年の黙想会(内観)の最終日にやっと、神が詩“を通してお答えください ました。 それは一週間の内観を終え、戴いた恵みを感謝し、祈っていた6月23日の、夜の出来事で した。 「主よ、私を憐れんでください!」
             悲しみに打ちひしがれているとき      主の慰めを求めます。   思い煩いに心が占めているとき     主の備えを信じます。   苦しみに喘いでいるとき     心の平安を願います。   心身共に疲れ果て、すべてが絶望的に思えたとき     生きる勇気と希望、力を願い求めます。   激しい憤りに心身が震え、倒れそうになったとき     己の我が儘、傲慢、愛の欠乏を悟らせてください。   私の心の深奧を観たとき     弱さ、惨めさ、不甲斐無さを思い知りました。   あまりの罪の深さに畏敬の念を抱き、心身が震え、     涙が止め処無く頬を伝いました。    
 「主よ、こんなにも罪深い私が、この世に存在していて 本当にいいのでしょうか」   主はお答えになりました。    「わたしはおまえを愛し、おまえを選んだ。     わたしの愛を信じ、わたしが示す道を     ただひたすら歩み続けなさい。」   私は叫びました。  「主よ、罪深い私を憐れんでください!」