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木を植えよう!花を咲かせよう!      Sr. 赤井 ゆきこ



 地球の環境汚染と破壊に関する問題は、もうだいぶ以前から色々な方面から
取り上げられ、私達も関心をもって、自分達に今できることは何か話し合って、
省エネ、節電、節水、リサイクルへの協力など出来ることを実行してきました。

 今回「ラウダト・シ」の回勅により、また地球村通信の機関紙を通して意識
を新たにしています。

『地球村』10 月号に 「地球の樹木は3兆本、文明以降すでに半減(国際研究チーム)毎年150 億本 が人間の手で伐採されていることが報告されている。 森林面積は文明が始まって以降半減しており、世界の森林を取り戻すにはかなり の努力が必要である。森林が減り、砂漠化し、水資源が減り、多くの生物が滅び ている。」 とありました。  森は雨水の倉庫、それが破壊されると表土は降った雨を押し流して地面に水分 がためられないから、水分が空に戻らず雨雲が出来にくい。 雨が降らず作物が育たないと、地面はますます乾燥していくため、悪循環になっ てしまう。だから森林の木を切っただけで植林していかないと、地球はハゲにな ってしまう。 日本はまだまだ緑があるように見られるけれど、畑に除草剤がまかれて茶色にな った土地を見ると心が痛む。  そういえば白子町に40 年ほど前に引っ越してきたときは、海岸の近くに緑の 松林があったのに、すっかり枯れてしまった。 それで今再び苗木を育てているところのようである。浜辺も車が走っていたが今 は規制されて入れないようになっている。  私達人間には努力して自然を守り回復させていく知恵と力が与えられている。 希望をもって未来に向かって、この美しい地球を次の世代の子供達に渡していこう。  私も修道院の庭に木や花を植えて、小さな努力だけれど緑を増やしていこう。