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主に向かう道を姉妹と共に

Sr.Maria・Clara 原理香


 今、この一年を振り返ると「なんて素晴らしいのだろう」と思わずにはいられません。
 なぜなら、隠世修道生活をしていながら、姉妹と共に新しい出会いと交わりを通して、多くの恵みを受けたからです。

 その中で、特に心に残る二つの事があります。
 一つ目は、1月にトラピストの吉元神父様による年の黙想(修道者が一年に一度する黙想)に与れた事です。この黙想会において、私は初めて“天国は確かにある”という霊的な体験をしました。 それは今でも、誰にも詳しく話せない私と神様だけの宝物です。
 二つ目は、2月と10月に行われた女子パウロ会のSr井出による「フォーカシング」の研修会です。この研修会の中で、私の内に現れた「十字架にかけられた裸のイエス」のイメージに導かれて、私は30年間、自分の内に封印されていた心の傷 からの癒しと解放を味わいました。
それは、私にとって「有り得ない」と思うほど のイエスの私への愛の体験、そして死と復活の体験でした。

 その後、癒された印として姉妹達を以前よりも近くに感じられます。
 一人一 人の笑顔がなんて美しのだろうと、目を見張ってしまいます。たとえ、困難と思える事があって涙を流しても、レクリエーション等で姉妹達と共にいると、深い喜び を感じるのです。

この幸せを、花婿であるイエスに感謝します!