私たちの生は何であるか 砂漠の旅ではないか そう だというのに豪華に持 って疲れはて豪華に求 めてなお足りず 私たちの生は何であるか砂漠 の旅ではないのか それなら本 当に砂漠になろう 自分の中 身までがすっかり 砂漠に陽が 昇り陽が落ち それだけで足り 水源から水源へと道があり そ れだけで足り 何処へ行くのかは 火のようにはっきりしている 砂漠を通り つつ砂漠となって自分のうちへ垂直に降りていく 先の先の 火の国へ行くのではなく帰っていく (匿名の詩人) あと2ヶ月で修練期も終わり、初誓願宣立の願書を書く時期を迎えています。 これまで、日々の生活の出来事を通してたくさんの恵みをいただき、感謝と喜びに溢 れることもあれば、苦しくて、胸が痛むこともあり、たくさん、たくさん泣きました。 修道生活を通して、自分本位な願望や欲求が一枚一枚剥がされて小さくされていくような感じを味わっています。 砂漠を通って、自分の内側に垂直に降りていく。そこにおられる神と出会い、一致する時、本当の自分に帰っていくのでしょう。たとえどんなことがあっても私は先の先にある確かな場所に向かって歩み続けていきたいと思います。 |