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平和の元后(聖母)修道院の今

Sr. Veronica 高橋和子


 現在、私たちの修道家族は17 名。その内 80 代のシスターが4人おりますが、最年長の2人が認知症になっております。
 その内、一人のシスターは私たちでもお世話できますので、外部のヘルパーさんに助けられながら修道院で生活しております。
もう一人の シスターは体も不自由で車椅子を使わねばなりませんので、近くの老人施設に入っております。
毎週交代で訪問し、お祈りとおしゃべりを共にしてお互いの交わりを深めるひと時を過ごすようにしております。
 これは多くの家庭の方々とも心を合わせて生きることにつながりますので、お祈りのときにもいつも心に留めてご一緒しております。



 さて、教皇フランシスコの回勅「喜びに喜べ」をいただき、本会の精神「喜び」と調和することを嬉しく思います。ここで、本会の会憲から「喜び」に関する項を抜粋いた しましたのでご紹介いたします。

私たちの会憲の中の「喜び」に関する文章抜粋

 本会の精神は「神のみ旨への忠実」を旨とし、貧しく隠れた生活、単純と喜びにあふれた生活によって、十字架の秘儀を「再現し、輝かせたい」と望む。それは「アーメン・ アレルヤ!」という標語に要約される。(P 15)

 この忠実さによって、神のみ旨を愛する心が固められるので、揺るぎない心の平安が 得られる。この忠実さによって、すべてを善意に解し、全ての事柄のうちに絶えず新た な喜びの糧を見出せるようになる。(p 15)

 喜びをもって救いの泉からいける水を汲むとき、日常生活の中で、キリストのいけに えを継続し、すべてを感謝に変える力を見出す。(p 21)

 キリストのうちに私たちは自分自身を「神に喜ばれる聖なる生けるいけにえ」として 捧げる。それが私たちの捧げたいと思う霊的崇敬である。(p 23)

 主日ごとに喜び、賛美、感謝のうちに主の復活を祝い、祈りと兄弟的交わりを強める。 (p 25)

「あなたは、わたしに従いなさい。」  (ヨハネ、22)
 この招きはイエスの最初のイエスの最初の弟子たちの生活をくつがえした。誓願宣立 はこの招きへの答である。私たちを神のものとして聖別される神に全面的に自己をわたすことによって、誓願宣立は先礼の恵み、すなわち、神の養子の身分を、愛に捉えられた者の喜びのうちに生きさせる。(p 31)