四階の病室の窓から、外を眺めると、深緑の森が連なり、
青い空には白い雲が刻々と形をかえて流れている。
時間が止まったかのようなひと時、室内は涼しいが、外は暑いのでしょう。

 病室では、看護師達がてきぱきと働いている。
一生懸命に働いていて、セカセカしたり、不満でだらだらという仕種は、
どこにも感じられない。彼らにも、感情はあるでしょうに!

 教育とか訓練だけで、そうなれるのだろうか。・・・あるいは、一人一人が
確固とした使命感を持って働いているのでしょうか。
・・・・・・命に関わる重要な役目だとだれもが自覚しているのでしょう。
あるいは、生活のため! という理由もあるからでしょう。
 命を支える人、受ける人を見ていて、私が感じたことは、どちらにも
使命が与えられているという現実です。それぞれ与えられている立場で、
命を生きることだ・・・・・と私は思った。

 神がモーセに 『はきものをぬぎなさい。そこは、聖なる場所である』
とおおせになった”場所”というのは,”時”そしてその ”時間”でもあるのでしょう。
 99%お世話になっている人にも、使命がある。その場で、その時を生きる、
という使命が・・・そこに神が共におられるから!
 見た目がどうであれ、気高く、美しく、尊いものなのだ。人生の中で、
重要な役割を持って働く時もあるでしょう。 全くの無力の中に、ただ
呻くだけの時もあるでしょう。
    
 神の思いと、人の思いとは異なる。″
 
     先生方、スタッフの皆様
     ありがとうございます。感謝致します。
     一人一人、心をつなぎ、手をつないで、
     自分の使命を生きぬこう。