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「来なさい。そうすれば分かる」    
Sr. 服部 美智子
 “見よ、兄弟が共に座っている。何という恵み、何という喜び!”(Ps133)
 今年の待降節から“奉献生活者の年”が始まるので、この機会に私たちの生活を ご紹介したいと思います。  私たちの生活は観想生活ですから、祈りを一番大切にしますが、共同生活ですので、 家事その他の仕事を分担して働きます。 平日の日課  朝、5時55分、鐘とブザーの合図で起床します。  6時30分から最初の聖務、賛課を皆で歌い、   朝食後は聖堂または修室でレクチオ・ディビナと念祷をします。   聖書の神のみことばによって霊的に養われ、また神との親しい交わりの時です。  8時30分から、修道院付司祭の司式でミサが挙行されます。   その後院長の短い講話があり、大沈黙があけます。   各自それぞれの仕事;台所、食堂、掃除、洗濯、衣類の繕い、香部屋、庭、畑、 会計、事務、オルガンの練習等、委ねられた仕事に就きます。  11時30分から、聖務、読書課があり、  昼食後1時間、個人的な時間が取れて、霊的読書などをします。  15時に、聖務、  祈りの後、共同体のリクリエーションをしますが、この時はくつろぎの時で、院 長や姉妹たちが、いろいろなニュースを分かち合います。  皆、良く笑い、良くしゃべります。  その後それぞれの仕事に散って行きます。  夕方30分の念祷に続いて晩課。  夕食後は曜日によって異なりますが共同集会があり、共同生活の向上のため、実 際問題を話し合ったり、検討したりします。  20時15分から最後の聖務、   終課を歌いその日頂いた全ての恵みに感謝し、聖母賛歌を歌って終わり大沈黙 に入ります。  このように一日がとても充実しています。毎日あまり変わりばえの無い、刺激の 少ない日々ですが、召命のある人にとっては意味のある、充実した毎日です。 それに、規則正しい生活なので健康にとても良いです。  世間で一人で生活していたら、自分を知ることは難しいと思いますが、共同生活 では姉妹一人ひとりが私の鏡ですので、自分を知る助けになります。  自分を知ること無しに神を知ることはできません。