昨年末、中国・武漢から発生した新型コロナウイルスの感染が急速に広がって、
パンデミックとなり、世を震撼とさせている。秋になっても感染者は続き、少しは
収束に向かっているかに見えたが増え続けている。 地球も悲鳴を上げている。温暖化による異常気象の増加、豪雨、森林火災、プ ラスチックゴミによる海洋汚染、南極の氷解、国・民族間の紛争など…など。 これらは、zこれからも続くだろう。時には先が見えなく、希望も持てなく不安、 恐怖、苦しみ、悲しみが続くのかもしれない。しかし、人間は与えられた命を生か し、生きる使命があるのです。 このような中で見つけた、インドのタゴールによる詩集の中に「ベンガルの祈 り」が収められている。これを読んで、祈ることへの大切さを教えられて力づけら れた。ここに記します。 危険から私を守ってくださいと祈るのではありません。 危険の中にあっても恐れることのないようにと祈るのです。 悲しみや心の痛みの最中にある私を慰めてくださいと願っていません。 悲しみから立ち上がる力をくださいとお願いしているのです。 追いつめられたときにも崩れおれることのないように、 世間的な失敗、挫折を繰り返してもそれらが取り返しのつかないものだと考 えることがないように助けてください。 私を救いに来てくださいと祈っているのではありません。打ち克つ力がほし いのです。 重荷を軽くして楽にしてくださらなくてもいいのです。重荷を担う強さをお 与えください |