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想像を絶するような暑さが連日続いた夏が過ぎ、秋になりました。

ある日、修道院のお庭の柿を収穫することになり、他の姉妹と一緒に柿を採っていたとき、かすかな香りが風に流れて届いてきました。
振り返ると、すぐそばにあるキンモクセイにわずかにお花が咲き、そこから良い香りが漂っていました。
ほんの少しの香りでしたが、秋の気配を感じさせてくれました。
想像を絶するような暑さが連日続いた夏が過ぎ、秋になりました。


それから2,3日後、お庭に出たら、数日前とは比較にならないほど、キンモクセイはオレンジ色のお花をつけ、辺り一面に美しい香りを漂わせていました。
このわずか数える程の日数の間に想像を超える木々の変化に季節の移り変わりを感じるとともに、神さまの深いいつくしみと創造されたものの美しさ、すばらしさとを感じないではいられませんでした。

私達の生活は、その神さまへの賛美がいつも根底にあるのだと思います。
日々の生活の中で、祈り、働き、神さまを賛美しながら過ごすことができる恵みに感謝し、喜びのうちに歩んでいきたいと思います。