私は1年間、本会の本部修道院で養成を受けるためフランスに来ました。 早いもので、間もなく4か月を迎えるところです。
日本とはちがう環境や気候、食生活、時間割などに次第に慣れましたが、 言語の問題が私にとって大きな課題になっています。 現在もフランス語でコミュニケートするのが困難で、何とか英語とフランス語と 想像力を駆使し、やり取りをしているというのが現状です。

 仕事といえば、庭の草取りなどの単純作業が私の主な仕事です。
毎日、毎日、同じ仕事の繰り返しで、忍耐と根気と集中力が試されます。 孤独と不安、焦り……辛くて泣いた日もありました。
しかし、辛いばかりではありません。神は試練を通して、また、 日々の出来事を通して、恵みをたくさん私に与えてくださっています。 今、私は幸せです。下記の詩が今の私の心情です。

 ご一読いただけたら嬉しいです。 離れていても祈りを通して、皆さんとつながっていられますように。
再会できる日を楽しみにしています。

神よ
今の私は何者なのでしょう。
以前の私は安全でした。
  慣れ親しんだ場所で
  自分の帰属意識の中で疑うことなく
  自分の文化の規範も
  私が話す言語に組み込まれた前提も
  自分の社会が共有する価値観も

 でも、あなたは私を家から離れた場所へと呼び出したのです。
あなたがどこに向かっておられるのか分からないのです。
私は空っぽで、自信がなく、居心地が悪いのです。
手招きする星に、ついていくしかありません。 

旅する神よ
あなたの天幕を、私の天幕と共に張ってください。
困難や、不慣れなものや、疑いによって
私が躊躇することのないように。
私がとるべき動きを見せてください。

  所有物に頼らない豊かさへ 
  書物に頼らない知恵へ
  力に頼らない強さへ

  天に閉じ込もることなく、驚くほどに地に足をつけ
  貧しく、気づかれることのない神へと向かって
  恐る恐る歩いていく私が
  自分自身を見出せるよう助けてください。
                (Kate Compston)