Sr マリ・アルベリック樋口碩子せきこが帰天しました。


1933 年 10 月 30 日 誕生
1965 年 十字架のイエス・ベネディクト
修道会に入会(フランス)
1967 年 10 月 3 日 初誓願宣立
1972 年 11 月 19 日 終生誓願宣立
2017 年 9 月 30 日 金祝(誓願50周年記念)

2021 年2月 16 日午後 5 時 50 分、白子町の介護施設で肺炎のため 87 歳で帰天。

 本会がまだ日本に創立されていなかった 1965 年フランス本部に入会。フランス での養成を終えて 1972 年に帰国。1975 年より 3 年間院長職を務めたのち、アメリカに派遣され同地で約 10 年間の奉仕後再び帰国。語学力を生かし、英語、フランス語の翻訳で共同体のために奉仕しました。

 名前のように、頭脳明晰でギリシャ語を米国時代に学び、新約聖書を原文で読む
ことが出来、後輩たちに聖書を教えてくれました。知識欲旺盛で、帰国後に庭木や
果樹の技術を通信で学びその仕事に尽力しました。
 1991 年、裾野共同体のメンバーになるまで白子の庭では彼女のお蔭で果物が 毎年豊富に実りました。
2001 年裾野共同体の閉鎖に伴い、再び白子での生活となりました。それから再 び白子の庭は生き返り、果樹がよみがえるようになりました。
 持ち前の粘り強さで様々な分野で共同体のために尽くしました。

 ある時、腰を打 ってしまいそれから転倒も繰り返し、次第に体力がなくなり身のまわりのことが 自身で不可能になりましたので白子町の施設に 2018 年に入所。その施設は小規模で 明るく清潔な住居で、職員の方々の手厚い、親切な介護をいただき、安心した生活 を過ごしていましたが、徐々に衰えて、職員の皆さまに看取られて安らかに御父の もとに逝きました。コロナ禍のために一年以上面会が出来なかった事が私たちにと って、心残りとなりました。