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 起床の鐘を耳にしながら、きょうの日の始まりを心する。身を整えて聖堂に向う。
 午前6時30分、お告げの祈りに続いて朝の祈りがはじまる。週務者は立願者が一週間、その勤めを果たす。平日は30分、主日、祝祭日は40分の祈りの時間だ。朝の祈りの後、各自、沈黙のうちに朝食をとる。続いてレクツィオ・ディヴィナ(聖書深読)、8時30分からのミサと続く。修院付司祭在住によって毎日ミサに与かれる恵みを得る。
 午前9時からは仕事に就く。数年前から高齢のシスターの介護をしている。午前の終わりにシターの伴奏で読書の祈りをする。
お告げの祈りの後、昼食をし沈黙のうちにいただくが、月曜と木曜は朝6時のニュースをテープに入れたものを聞く。他の日は霊的講話や本を朗読したものを聴く。日曜や典礼における祝祭日はその日にあった音楽を聞く。
昼の片づけ後、1時間の休憩時間がある。庭を散歩したり、霊的読書をしたりそれぞれに過ごす。午後2時から3時の祈り前まで働く。昼の祈りは10分位で終るので、週に2回歌の練習がある。次週のミサ曲や答唱等一度歌っておく。この日以外の日はレクリエーションや、祈りの依頼や友人、家族の様子を分かち合う。
 お茶の後、4時から再び仕事に就く。仕事が終わり、院長の短い講話のあと30分の念祷をし、6時から晩課を唱う。この後、夕食をいただき、全員で片づけをする。7時30分からはお知らせや集会、参加した研修会や黙想会のわかちあい等をする。
   .  黙想に来られた修道者方をお招きして出会いのひと時を過ごす時もある。
 夜8時15分、きょう一日をつつがなく過ごせたことへの感謝をこめて終課を唱え聖母賛歌を歌って一日を終える。
 時間をおって私たちの生活を記したが、典礼季節に入ると少し変ってくる。現在聖書勉強会や受刑者との文通を続けている。その方達のために祈る。健常者であると否とにかわわらず、私たちは同じ生活を分かち合う。典礼と沈黙の祈り、姉妹的愛のうちにそして何よりもキリストの十字架の秘義を輝かせたいとの願いをもって奉献の日々を生きている。
 金祝の慶事が続く。神様に守られ、みなさまからのご援助とお祈りに支えられて、感謝と喜びのうちに、世界の平和のため、人々の幸せを願って祈り働いている。