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活動宣教から祈りの宣教へ

Sr. Veronica 高橋和子



 1959年8月15日、カトリック教会で洗礼を受けイエス様の弟子となった私は、師の教えを一人でも多くの人に伝えるため、祈りを中心とした修道生活を望むようになりました。

 10年後、一ヶ月間、北海道のカルメル会で受付の仕事を手伝いながら、そこでの修道生活を体験させて頂きました。
 その終わりの日に、Mメールr.Mジェルトルード院長様が次のように仰って下さいました。

「あなたは祈りの生活に召されていることは確かですネ。でも足が弱いから、ここでの生活は無理です。フランスに体の弱い方でも入れる観想会がありますよ。すでに私の知っている方が日本から入っています。もし、あなたが望むようでしたら紹介状を書きますよ」と。

 でも私は、母や兄弟と別れてまで外国に行く心構えがありませんでした。それで、とっさに「私はフランス語も出来ないし、旅費もありませんからよろしいです」と、言ってしまいました。
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 すると、院長様は「それなら私はイタリアにお金を出して援助して下さる方を知ってますから頼んであげます。」
「はい、では考えてみます」と答えました

 この日から三日後、カトリック新聞に本会日本創立の為、創立者が来日するというニュースが出ていて、さっそく会いに行きました。
 そして入会が許可され、フランスの母院にいる日本人シスターを通じて手紙のやり取りを5年間続けた後、(日本で)入会したのです。