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04 聖務日課

Sr.赤井幸子ゆきこ



 本会は「聖ベネディクトの戒律」に従って "神の業わざ" を唱える。

 ミサ、朝の祈り、昼の祈り、夕の祈り、寝る前の祈り、読書の祈りと一日6回聖堂に集まって、心と声が調和するように祈り、決められた総則に従う。詩編のテキストには賛美、感謝、嘆願があり、聖書のみことばを聞き、キリストの体全体の名によって、さらにはキリストご自身として唱える。


 今の世の中で、大きな災害とか暴力、病気、不正や対立悪がはびこっている中で、嘆願の祈りをする。詩編の中には、前半嘆きと苦しみが、後半になると賛美に変容されていくのがある。神は、今あるがままの世界の中で、救いのために働いておられることを信じ 神の勝利の時を早め、賛美することによって、救いの力を解き放つ」 と。

 時として、心が声についていかない日もあったり、畏敬の念を忘れたり、体調が悪かったり、思い煩いや心配に引きずられて祈れない時もあるが、年の黙想や「読書」や様々な出来事を通して、神の導きのうちに、新たに生き直し、又来る日も来る日も祈り続ける。
 教会は「神の栄光の賛美の民」あり、「民は神を賛美するために創造された。」(詩編102)
というみことばに励まされて私たちは教会の中でこれからも大切な聖務の祈りを日々続けていきたいと思う。


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